原爆の父と聞いて、オッペンハイマーとすぐ言える人は、世の中にどれだけいるのだろうか?
そして、あの原爆を作った人の苦悩や賞賛、
その後どうなったのかを知ってる人は、
更に少なくなりそうだ。
そんなオッペンハイマーを題材にした映画を鑑賞してきました。
引用元:オッペンハイマーオフィシャルサイト
映画『オッペンハイマー』スタッフ・キャスト
監督
監督はインターステレー、テネットなどのクリストファーノーラン。
ノーラン作品の特徴は、時間軸が様々に移動して、タイムスリップしているような感覚になること。
そのため作品は少し深遠で難解になり、時間も長くなりがち。
だが、観終わった後には考えさせられていて、もう一度観たいと思う映画が多い。
出演者
オッペンハイマー役はノーラン作品常連の俳優キリアン・マーフィ。
妻キティをエミリー・ブラント、原子力委員会議長のルイス・ストロースをロバート・ダウニー・Jr.。
マット・デイモン、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ラミ・マレック、ケネス・ブラナー。
個人的に陸軍工兵隊の将校グローヴス役の、
マッドデイモンが歳を重ねて渋みが出てて良かったです。
引用元;オッペンハイマーオフィシャルサイトより
それと原子力委員会議長のルイス・ストロース役のロバート・ダウニー・Jr。
アイアンマンのトニースタークですね。
引用元;オッペンハイマーオフィシャルサイトより
見たことあるけど誰だっけ?となっていました。
役が違えば印象もかなり変わりますね。
後半から準主役のように出てきます。
映画『オッペンハイマー』あらすじ
※ネタバレあり
物語はほぼ2つに分けられるかと。
原爆実験成功まで
まずは原爆実験成功までが1部。
ハーバード大学で学び、その後ヨーロッパの有名な物理学者たちのもとで研究を行いました。
特にヨーロッパでは量子力学のパイオニアであるマックス・ボルンやヴェルナー・ハイゼンベルクらと交流し、彼らの影響を受け、この経験が原爆実験に繋がっていきます。
アメリカ政府は原子爆弾の開発を始めるためのプロジェクト、
マンハッタン計画を企図し、オッペンハイマーはその科学責任者として指名されます。
この辺りから科学者というより政治屋の側面が目立ち始めます。
そして核実験がこの映画の白眉かと。
音と映像の両面で原爆の怖さ、恐ろしさなどが表現され、
そして完成させた喜び、苦悩がひしひしと伝わり、
観てる側も疑似体験できます。
引用元;映画.com
オッペンハイマーの苦悩と対決
原爆実験後のオッペンハイマーは称賛と栄光を浴びますが、
その傍ら原爆の恐怖を感じて苦悩していくことになります。
戦後、オッペンハイマーは原爆の使用に対する反省や核兵器の拡散への懸念を表明し、
水爆実験に反対しました。
そこから後半は、オッペンハイマー対原子力委員会議長のルイス・ストロースの対決が主になります。
感想:音のスペクタクルが凄い!!
とにかく音が凄い!!
イントロから音が効果的に使われていた。
私はケチってノーマルで鑑賞したが、
これはIMAXで観るべきでした・・・
不安や恐怖を煽る時の音が、心臓に悪く自分もその場にいるような気になりました。
それが更に映画に没入させていきます。
ひとまず一度観てみましょう。
観ると深遠で2回3回と観たくなります。
そうすると更に理解が深まり、より楽しめるでしょうね。
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