なぜ村上春樹は走り続けるのか?――その答えが、あなたの「走る理由」になるかもしれません。
- ランニングが最近マンネリ気味だ
- 走るモチベーションが上がらない
- 村上春樹の「走る哲学」に興味がある
そんな悩みを抱えていませんか?ただ走るだけでなく、走ることに深い「意味」を見出したいと思うのは、多くのランナーが共感する点です。
日々走る私も、この本を読んで「走り続けること」の価値観が大きく変わりました。
この記事では、村上春樹氏のランニング哲学が詰まった名著『走ることについて語るときに僕の語ること』から、心に響く名言と、聴く読書のAmazonAudibleについて紹介します。
- 村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』の概要
- 本書に登場する印象的な名言とその背景
- AmazonAudibleの聴く読書について
本書の魅力を知れば、あなたのランニングがより深く、意味のある活動に変わるはずです。
さぁ本書を読んで、ランニングのモチベーションを上げていきましょう!
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村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」はどんな本?

簡単に要約すると、以下のようなランエッセイです。
| テーマ | 内容の概要 |
|---|---|
| ランニングの日々 | 毎日走ることで生活のリズムを整え、思考を整理する。 |
| 小説を書くということ | 書くことと走ることの類似性。どちらも忍耐と習慣の積み重ね。 |
| 身体と心のバランス | 走ることで得られる“空っぽ”な感覚と精神的なリセット。 |
| 孤独と向き合う | 一人で走る時間が、自分自身と向き合う大切な時間になる。 |
| 継続することの意味 | 結果よりも続けること自体に意味があると語る。 |
走ることをめぐる、静かな思索の旅
『走ることについて語るときに僕の語ること』は、作家・村上春樹が、自身の日々のランニングを軸にしながら綴った私的なエッセイです。
書き手である彼が、走ることを通して何を感じ、何を考えてきたのか。そこにあるのは、派手さではなく、静かで誠実な言葉の積み重ね。
一歩ずつ地面を踏みしめるような文章が、読む者の心に静かに届きます。
✅️日々のランニングと誠実な文章が、読む人の心に静かな余韻を残す。
小説を書くことと、走ることのあいだにあるもの
村上春樹は、30代の頃から毎日走りつづけています。
小説を書くという孤独な営みと、長距離を黙々と走るという習慣。そのふたつを似たものとして捉えながら、彼は自身の創作と向き合ってきました。
このエッセイには、作家としての姿勢だけでなく、日々をどう生きるかという問いも、深く織り込まれています。
✅️書くことと走ることの共通点から、習慣と孤独に向き合う生き方が見えてくる。
ランニング初心者にも、春樹ファンにも刺さる一冊
特別ランナーでなくても大丈夫。走ることがテーマでも、共感できる要素がたくさん詰まっています。
「何かを続けることの意味」や、「孤独との向き合い方」など、普段の生活にも通じるヒントが散りばめられており、春樹ファンはもちろん、日々に迷うすべての人に読んでほしい一冊です。
村上春樹の「走ることについて語るときに僕の語ること」名言

ここで筆者個人が、この本で好きな名言を3つ紹介します!
①やめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはある
この本で一番好きな1説です。
忙しいからといって手を抜いたり、やめたりするわけにはいかない。もし忙しいからというだけで走るのをやめたら、間違いなく一生走れなくなってしまう。走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。 僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」をひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。暇をみつけては、せっせとくまなく磨き続けること。
いやー、ただただ文章上手いなと!
「やめるための理由はトラックいっぱいぶんあるからだ」の説得力は、走り続けた人にしか出てこない文章であろう。
誰もが仕事で疲れたから…
今日は雨降りそうだから…
と走らない理由を探してしまう。
そして、靴紐を結ぶまでたどり着かないことがある。
私も走らない理由はいくらでも浮かぶ。それでも靴ひもを結んで走り出せば、気分爽快になるのはよくわかっている。
だから、「ほんの少しの理由」をせっせとくまなく磨き続けていきたい。
サブヨコB面やはり、日々走り続けている人の文章だから説得力が違うね!
②昨日の自分をわずかにでも乗り越えていくこと
走り手としてはきわめて平凡な──むしろ凡庸というべきだろう──レベルだ。しかしそれはまったく重要な問題ではない。昨日の自分をわずかにでも乗り越えていくこと、それがより重要なのだ。長距離走において勝つべき相手がいるとすれば、それは過去の自分自身なのだから。
フルマラソン走って思うことは、練習でできないことは本番でもできないということ。どれだけ真摯に走ることに向き合ったかが、そのまま本番の結果に繋がるんです。
だから、日々の積み重ねで、昨日の自分をわずかでも乗り越えることが大事になってきます。
③継続すること – リズムを断ち切らないこと
継続すること – リズムを断ち切らないこと。長期的な作業にとってはそれが重要だ。いったんリズム が設定されてしまえば、あとはなんとでもなる。しかし弾み車が一定の速度で確実に回り始めるまでは 継続についてどんなに気をつかっても気をつかいすぎることはない。
習慣は、いきなり手に入らない。でも、積み重ねれば、いつの間にか“やらないと落ち着かない”になります。すると、週に2,3回ぐらい走らないと変な気持ちになります。
そうなれば、もう走るリズムは身体に染み付いてます。
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| 対象作品数 | 12万冊以上(洋書含む) |
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| 利用シーン | 通勤中、家事中、ランニング中など |
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【まとめ】読んだ感想


村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」の名言から学ぶ、走る理由について解説してきました。
この本は走ることを語りながら、同時に人生も語っています。
もう3度ほど読みましたが、読み返すたびに新たな発見があります。
少しシリアスな内容も独特のユーモアを交えながら、さらっと書く文章力が素晴らしい!
そして私も走るのをやめないかぎり、これからもこの本を読んでいくでしょう。
最後に、村上春樹が墓碑銘に入れたいと、言っている素敵な言葉で締めます。
少なくとも最後まで歩かなかった
彼の言葉が、あなたの明日の一歩をそっと後押ししてくれますように。
「走る理由」が、きっとこの一冊の中に見つかります。是非一度読んでみましょう。
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